『多動力』を読んで 無駄を省き、テンポよくトライアンドエラーを繰り返して次に行け

読書メモ

堀江 貴文 | 多動力 (NewsPicks Book)

 

「多動」の意味合い

この本でいう多動はADHDの話題で使われる「多動性」とは異なり、「気になることには今すぐ取り掛かって、ハマって、飽きたら次に行く」くらいの意味合いのようだ。

 

ざっくりまとめると

テンポよく

仕事に没頭しているときに、誰かからの電話によってその仕事が中断されると "自身のテンポが乱れる" から効率が落ちる。

無駄な仕事(営業マン自ら領収書の社内処理をするなど)に時間を使うことは、自分にしかできない仕事をする時間を減らすことであり、これも効率がよろしくない。

スケジュール確認などの連絡事項を伝えるときには、(物理的な距離に関わらず、)受け手が返事のタイミングを決められるメールやLINEを使えばよいし、アウトソースできる仕事は自腹で金を出してでもそうするべきである。

 

次に行け

気になる事があれば、すぐ行動に移して実践しながらハマるまでとことんやってみる。80%くらいのところまで極めるのはそこまで難しくない。ここまできたら、残りの20%(ものすごく時間がかかる)を極めず次の興味の対象に移ってもいい。

人に語れるくらいに詳しいテーマをいくつも持っていると、これからの時代で求められる"複数の専門を跨いでいる希少価値のある人材"になれる。

 

この本を読んだあと、やってみること

飽きたことノートを書く

これは、「飽きたことの一覧は成果の一覧であるから、何に飽きたのかを記録しておいて、ときどき見直すことで自分の成果を確認できる」というもの。

 

ノートの代わりにこのブログでやってみてもいいかもしれない。

あるいは、現在、飽きたことノートに近いものをscrapboxに書き溜めているのでそれを続けるか、書き溜める場所をこちらに移してもいいかもしれない。

 

このような行動の仕方を得意とする背景にはADHDのような特性があるという可能性もあるが、この本自体はADHDの人に向けて強みの活かし方を提案するのではなく、「堀江さんのようにガツガツ貪欲にスピードを上げて現代社会を生きるには?」を説明する感じで書かれている。