ムカつく時って、実は「困ってる時」か「残念がってる時」だ

イライラするのは困っているから

自分一人では気づいていなかったけれど、この本に教えてもらった。

https://www.amazon.co.jp/dp/B07FNN7J3G

つい、「気にしすぎ」てしまう人へ―――こころの荷物をそっと降ろす本 (王様文庫) Kindle版 水島 広子 (著)

3章の最初の方ででてくる。

「イライラするなんて我慢が足りない」とか「人間として未熟」などという目で見られがちですが、それはあくまでも人が下している評価。本来の意味は、「自分が困った状況に置かれている」ということを知らせてくれるサインです。

いや、こちとらガチで怒ってるんですけど!? と思いそうになるけど

イライラしている自分のことは好きになれなくても、困っている自分に対しては優しくなることができるはず。

とか言われると、たしかにそうだわ…と納得してしまう。

「イライラする時は困ってるときだ」と心に刻んでからは、ムカッとしても「これは困ったなぁ、ムカつくのもやむなし。困ってる自分を労おう…」て感じに頭が働くようになってきていた。

「いま困ってるわ」と自分で気付けるようになってきた矢先、イライラ案件発生

そして今日、仕事の打ち合わせをしていたら、年の近い上司が

「ぽんさん、あなた、自分がサボるために他人に仕事を振ろうとしてるでしょ。それはあなたの仕事でしょww」

みたいに言ってきた。めっちゃムカついた。

いや、どう考えても、こっちの真の狙いが伝わってない。妥当な役割分担なのに! しかも上司はまさに「ww」って感じで煽りながら私の申し出を取り下げるものだから、「そっちの理解力が足りないくせに偉そうに馬鹿にしてきて、失礼なやつ!!」と思った。

ムカつきながらなんとか考えをまとめて「じゃあまずは私がxxxして、それに対してフィードバックをもらって進めていくという感じでいいですかね」とまとめて、事なきを得た。 (得た、と思う。めんどくさい議論にならず、その場としては収まったはず。今思えば、ゆーて上司だし、「そこも私がやるのね。了解〜」って思っとけばよかったな。)

打ち合わせが終わるころには「私の説明力が足りなかったな」「そういや上司氏は、考え方とか言葉選びとか私とは違うタイプの人間だったな」とか色々思うくらいの余裕はでてきた。同時に「あーそうだった、これイラッとしたけど、困ってるやつなんだった」と頭に浮かんで、更に冷静になることが出来た。

困ってることを自覚した。つぎは(落ち込まずに)アクションを考える

昨日書いたことにも通ずるけど、「いま自分は気持ちが乱高下してるよ、困ったなぁ」と自覚したら、とっととその状況を改善するための行動を考える方にシフトしたほうがよい。

「どうして私はこんなにトロいんだろう」「思い返せば●ヶ月前のあのときも、私の説明不足で議論が進まなくて…」とか考え出しがちなんだけど、それ深堀りしても楽しくないし…。

過去事例の振り返りから改善案が見つかることもあるかもしれないけどさ、それは心がもっと元気なときにやればいいんじゃない? なんなら、こうして都度、その場で改善アクションを考えるのが普通になってれば、後から掘り起こして苦しい反省会をする必要もないんじゃないか?

そんな事を考えて、さっき、チャットで「打ち合わせのときにうまく説明できなかったのですが、xxxということを言いたかったんです。●●は私がやるのでご安心ください」という趣旨の書き込みをしてみた。

これでも伝わらなかったら… まさかもっと馬鹿にしたりしてきたら…

戦争だ!笑

まあ、人間同士で意思疎通してなにかを成し遂げようというときに、誤解や摩擦、そのすり合わせが発生するのはふつうのコトだもんね。こっちもあっちも、次の瞬間に頭がよくなるとか説明能力・理解能力が向上するとかは、しないわけだし。

私を含めて、みんなが今ある能力やリソースで可能なことを積み重ねていくしかなくて、それができてたら人間100点、いや120点なのではないか。

少なくとも私はこういう心持ちで、コツコツやっていきます。