紙とデジタルの使い分け、みんなはどうしているの?

最近、頭がモヤモヤしすぎていて、悩み事を把握することすら難しい状況になっていた。こういうときは、自分が考えていることや不安に思っていることを手帳に書き出すようにしている。というか、「手帳になんでもかんでも書く時間」を定期的に取らないと調子が狂うので、少なくとも1ヶ月に1回は手帳を通して自分と会話する時間を取ることになる。

 

書き出すだけでスッキリするからその紙は捨てちゃおう!みたいなやり方もよく聞くけれど、私の場合は手帳に書いて、残しておく。で、自分からのツッコミや回答を書き込む。(本文とは違う色のペンだとなお良い)

 

その場でツッコミを続けていくと、悩みが細分化されたり、違うジャンルの悩みでも共通項が見つかったりする。そうするうちに「コレ悩むほどのことじゃないじゃん!」と気がつくことも多くて、それだけでもだいぶ頭と心が軽くなる。

 

それから数日後、あるいはもっと時間が経ってから手帳を開いて、「あのときはこんなに心配だったけど実は大したことなかったわ」「やりたい!って書いてたこと、順調に進んでる!わたしマジ偉い」みたいに書き込むこともある。一日ずつえっちらおっちら生きてるなぁ、私なりに進歩しているなぁという実感が得られて、ちょっと自分に自信がつく。

 

わたしみたいな小心者は、こういうところで少しずつ自信ポイントを稼がないと人生やってらんないのだ。

 

今までの人生でだいぶヘコんだときも、自分の生活を紙に書いて記録すること、気持ちをメモすることを通じて、自分がリラックスできるのを実感した。ちょっとずつ、自分も案外よくやってるじゃん、と思えるようになっていった、というかなってきている...はずだ。(認知行動療法の考え方からしても、実際にメンタルにいい影響があるのだと思う)

 

忙しい毎日を生きている人、自分の気持ちや感覚に鈍感になりがちな人にとって、書くことは自分自身の気持ちを言語化する・自覚するのにとても有効だ。

 

 

わたしは、手帳に何かを書く→ツッコミや回答を書き入れるという習慣を、これから先も相当長いこと続けていくんじゃないかなぁ。できることなら、このまま手書きで書くというのを続けていきたい。

 

ペン先が紙を引っ掻く音とか、手に伝わる振動とか、そういうのを含めて「書く」時間が自分にいい影響を与えていると感じるのだ。

 

音や振動以外にも、筆圧や文字の乱れもそのまま残るとか、打ち消し線を引いて書き直すとその形跡も残るとか、理由を挙げようと思えばいくらでも出てくると思うんだけれど、とにかく、紙に書いてそれを見直すのが好きみたい。

 

好きなんだったら続ければいいじゃん、という単純なことなんだけれど、効率を考えたらデジタルで記録を残すべきでは?とか、せっかくならネットで公開した方がちょっとはネタになるんじゃない?とか、くだらない思惑が頭をよぎる。くだらない?うん、くだらないな。

 

好きなんだから、続ければいいよね。

 

(ちなみにパソコンやタブレットで書くことも並行してやっている。月次の見直しとかは、手書きよりもやりやすくて便利。ただ、だからといって紙に手書きすることが不要になるわけではなかった。)

 

 

手帳に書くことでメンタルが上向いたな、と実感している、まさにその最中にブログのことを思い出したので、思うことをそのまま書いてみた。ブログの記事を書いたことやその感想も、このあと手帳に書くと思う。

 

ブログには手帳のことが書いてあって、手帳にはブログのことが書いてある。そういうのもちょっと面白そうだな。

 

紙で書く/残すことと、デジタルで書く/残すこと、それぞれの使い分けについて、いろんな人の考えを聞いてみたい。